【攻略②】柴又100k〜補給について
フルでは、10km毎にメダリストを注入し、30kmでショッツ(カフェイン入り)を入れて脳を覚醒させる方法ですが、100kは消費エネルギーが違い過ぎるので、しっかり準備しないとです。
足腰など各節々が痛くなるのは、筋疲労からなどはもちろんですが、エネルギーの枯渇により、脳みそが「このままだと死んじゃうから痛みをださせてやめさせよう…」という方が大きいかと思います。
事実、私は先が見えた90kmからあげられています…これは、体内にまだエネルギー(糖質)が残っているからすね。
先が見えたので、「このくらいなら消費させても死なないだろう・・・」と脳が指令をだしてくれたのだと思います。
よって、
・エネルギーを枯渇させない方法
・脳に打ち勝つ精神力(笑)
を、しっかり準備しなくてはなりません。
まず、100km走るとどのくらいのエネルギーが消費されるのか、ざっくり出すには下記の式で問題ないようです。
《体重kg×距離km》
私の場合、71kg×100km=7100kcalとなります。
7100kcalといえば、約脂肪1kgを消費するエネルギー量なので、脂肪代謝に集中させたペースで走れば減量にもなるし良いのでは?と考えそうですが、そう喜んでいる場合ではなさそうです…
体脂肪9.5%=6.8kg(61,200kcal)も体脂肪があるので、是が非でも使いたいところですが・・・
1.脂肪燃焼だけで身体は動かない。
2.糖質は、2000kcal程度しか蓄えられない。
3.酸素量不足だと、代謝効率が悪化する。
1について…
運動スタートしてから20分後くらいに脂肪代謝に変わるのはご存知かと思いますが、100%脂肪代謝ではなく、脂肪代謝の割合が大きくなるだけで、糖質(グリコーゲン)も必ず必要になります。
自分なりに糖質は、脂肪を燃やす着火剤みたいなものだと考えていますので、着火剤がなくなれば、脂肪は燃えにくくなるはずです。
2について…
脂肪は天井無し?に溜まるのに、悲しいかな、糖質はそうもいきません。
レース中に、どのタイミングでどの程度の量を摂取するかがカギになります。
また吸収速度も大切ですね。
3について…
長距離走は有酸素運動と言われるように、酸素が必ず必要になります。更に、溜まった乳酸を破壊するにも酸素が必要です。
いや、破壊ではなく、エネルギー変換ですね。
乳酸は悪者扱いされがちですが、実は十分な酸素量があれば、エネルギー変換され消費する事ができます。多分良く聞くであろうLT走が、乳酸をエネルギー変換する能力を高める練習になります。
といったところで、続きは次回で更新させていただきます。。。
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